思い込んでしまっていること
思い込まされていることを徹底的に疑い
労をいとわず事実を確認せよ。
そしてその事実に基づいて
言語能力を通して与えられた「理性」を用いて
批判的に世界を考察すれば
自ずから真実は明らかになる。
その上で、何をするべきかは、あなたが自分で決めるべきことだ。
(本文より抜粋)****************************
ノーム・チョムスキーさんという、言語学者・哲学者の言葉です。
高校3年(だったと思う)の英語の授業で
この方の生成文法(だったと思う)の授業をした先生がいました。
初日、教科書の第1ページ目から、何が書いてあるのかもわからず
先生が何を話しているのかもわからず。
それまでの人生、いくら変わった先生でも
話していることは聞き取れたし、教科書を読めば
例え先生が何を言ってるかわからなくても
何をやっているのかは理解できました。
でもこのときは、これが英語なのかどうかもわからないし
何をどうすればいいのかもわからず。
結局、その時間は本を読んだり、英語の問題集をしたりしていました。
たぶん、授業中に授業以外のことをしたのがこの時が初めてだし
大学に入ってからもやってないと思うから、よほど理解できなかったんだと思うのです。
大学に入ってしまえば、よくわからない先生の話も楽しんで聞くことができました。
(ふ~んそういう世界があるのか)と。
でも高校3年のわたしはまだ子供で、まったく理解できないことにどう向き合っていいかわからなかった。
今この記事を読むと、少しだけ理解ができたし、もしあの時に
こんな風に、なぜこの本を取り上げるのか、それにどんな意味があるのかを
理解できていたら、きっと少しは面白く勉強できたような気がするのだけど・・・。
でも、名前は覚えていたし、そのおかげでこの記事が目にとまり、
そしてこの素敵な言葉を知ることができたから。
今ちょっとだけ「生成文法」をネット検索してみましたが
少し読んで閉じました。
やはり同じ感想(笑)
でも、
「常識をうのみにせず、自分で考えて、そこで自分が何ができるか自分で考え何をするか決めて行動する」
というのは、
今後私がやっていきたいことに通じるなと思いました。
練習もおんなじですね。
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