ふたつめはエネルギーです。
英語のエナジーと日本語のエネルギーは微妙に意味が違う気がするので
少し難しいのですが
わたしの中では「元気さが見える」という感覚が一番近いです。
前回は、練習初日にシャラのエナジー、練習生のエナジー、シャラート先生のエナジーが
ぐるぐると大きくなるのを感じることが初めてできて、感動しました。
今回は、アシスタントをしながらエナジーで「元気さ」と人を見るようになってきたので
また新たな発見がありました。
練習中、シャラート先生はほぼ100%生徒の状態がわかっていると思いました。
なぜなら、まだアシスタントを始めたばかりのわたしにでさえ
その人の動きが昨日と違うこと、何か問題がありそうだとわかるからです。
練習生は70人くらいいるので、ぱっと見にはわからないのですが
(なんとなくあの辺がおかしい!)というのを感じるのです。
そして、そのあたりを見ると、何がにてこずっていたり、
昨日とは違う何かをしている人が目に入ります。
ひとり、フルプライマリーすべて簡単にこなすのに
ひとつのアーサナだけできない人がいました。
その時だけエナジーは乱れていました。
わたしの理解では、そのアーサナができない人は、ナヴァーサナも大変なはず。
でも彼女はナヴァーサナには問題ありませんでした。
(なにかあるな)と思いました。
2日目に彼女をヘルプしている時に、「何か問題でも?」と聞いてみたら
「実はここに痛みがあって・・・」と教えてくれました。
フルプライマリーの中で唯一、一つのアーサナでだけ痛みが出るのだそうです。
結局彼女は1か月間そのアーサナで助けが必要でしたが、
それ以上身体を痛めることなく練習を終えることができました。
こんな風に練習中にエナジーを意識していると
日常でもつい人のエナジーを見るようになっていきました。
こんなことがありました。
招待された結婚式での事。
私のカメラの師匠が若いころ下宿していた家の
息子さんのいとこの結婚式に呼ばれたときの事です。
わたしは息子さんをメインに考えていたので、しっかりと挨拶をして
話しもしていました。
結婚式なのでもちろんいろんな人たちがいます。
美味しいものを食べて楽しく帰ってきました。
家に帰ると友達たちが、「どうだった?料理は美味しかった?」などと
いろいろ質問してきました。
その中で「どうだった?新婦さんきれいだった?」と聞かれたときに
びっくりしました。
覚えてないのです。
そんなはずはないと思いだそうとしましたが、かすかにしか顔が浮かびません。
その日出会った人をひとりひとり思い出してみました。
それで少しわかりました。
私の中で、エナジーの良い人、高い人をしっかり覚えていたのです。
たぶん、新婦さんも良いエナジーだったと思うのですが
遠くにいたことと、結婚式はいろんな人が楽しい気持ちになっているので
エナジーの高い人が多かったのだと思います。
ヨガの先生で、「顔を見てもわからないけれど、動きを見るとその人を思い出す」
という先生が何人もいます。
今回のわたしの経験から、きっとその先生たちもエナジーを見ているのではないかなと思いました。
次回は、エナジーで見ると友達付き合いも変わるという話を書きたいと思います。
リナ
コメント