インド=サリーというのは結構一般的なイメージだと思います。
実際インドに来るとびっくりするほどみんなサリーを着ています。
お店の店員さんはもちろん、お医者さんも、看護婦さんも、道路工事で働く女性もサリーを着ています。
サリーは一枚の布を巻き付ける仕組みです。
1年365日サリーを着るので、ある程度の数はみんな持っているようです。
ある日、友達がやって来て、
「サリーを干したいから屋上を貸してくれる?」と言いました。
そしてその日。
出てくる出てくる、車いっぱいに積まれた大きな包みは全部サリー。
300着くらい持ってきた様子。
これを洗って、干すときにのり付けしてきれいにしわにならないようにするのが大変なんだそうです。
そのために、ひろい屋上が必要だったわけなのねー。
それにしても300着は大変です。
もちろん、部屋着、普段着用、お出かけ用、コンサート用、パーティ用といろんな種類がありますが、洗うときはまず、色分け。
こちらの生地は洗うとかなり後まで色落ちするので、まず白いグループから、次にピンクなどの淡いグループをと言う風な順番で洗います。
干すのは一気に!
母と娘の息のあったコンビネーションで次々とサリーが干され、乾いていきます。
インドのすごいのは、この乾燥した気候のおかげですぐに洗濯物が乾くこと。
コットンのサリーは本当に気持ちよくパリッと乾くのです。
さあ、これで一年はサリーが着られるわ!と洗いすぎと干しすぎですでに筋肉痛になった腕をさすりつつ、友達はうれしそうでした。
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