ある日目が覚めたら、枕元に小さなインド人の男の子が立っていました。
(夢かな?夢だよね)
必死に頭を働かせました。
たぶん、これは現実。
ベットに蚊帳をかけているので、男の子の顔は良く見えません。
勇気を出して蚊帳を取ると・・・
本物の男の子でした。たぶん5歳くらい。
そして、手にポットをぶら下げています。
また頭を働かせて・・・
たぶん、ドアが開いていたからこの子が入ってきたんだな。
友達がカギをかけずに出かけたんだな。
それから意識がはっきりしてきて、
ああ、たぶんこれはおとといわたしが飲みたいと言った
水牛のミルクを配達してくれたんだとわかったのです。
この間男の子は何もしゃべらず。
とりあえずポットを受け取ると男の子は安心した様子。
でも、すぐ思い出したように手を出しました。
あ、お金ね。
聞くと「30ルピー」と教えてくれました。
なんだ、しゃべれるのね。
お金をわたして、男の子も笑顔になってドアを出ていったのですが
すぐに戻ってきました。
ポットがいると。
家のうつわに水牛のミルクを移して、ポットを洗って返して
ようやくほっとしたところへ友達が帰ってきました。
友達がジープに乗ってきたものだから男の子は大喜び!
止まっているジープの運転席に乗り込み運転手になり切っています。
結局そのまま男の子はしばらくうちにいて
一緒に水牛のミルクを飲みました。
彼がとてもおいしそうに飲んだので、わたしもとても美味しく感じられましたよ。
水牛のミルクって真っ白なんですね。
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