出発して2時間。
この山を越えれば次の町だ、という時にいきなり目の前に川が現れました。
これまでも川はあったのですが、ずっと横を流れていて特に支障はなかったのです。
でも、今はすっかり道がなくなり、15メートルくらいのざあざあとした流れの向こうに道が続いています。
「渡れ」ということのようです。
水の深さは・・・だいたいひざくらいでしょうか。
なるべくなら濡れたくないのでどこか迂回できないか、しばらく周りを探索してみましたが、特に抜け道はなく、ここを渡るしかなさそうです。
困ったな~と冷たそうなアルプスの雪解け水を眺めていたら
うしろからひとり、ふたり、とトレッカーがやってきました。
彼らがどうするのか、休憩しているフリして見ていると
まず、荷物をおろし、靴を脱ぎ、靴下を脱ぎ、ズボンをひざまでたくしあげ、荷物をまとめ、背負って川を渡りました。
嫌そうではないけれど、(仕方ないなあ)という雰囲気は漂っています。
さて、仕方ないと思って荷物をおろし、靴を脱ごうとしてふっとキャプテンの方を見ると
あれ?動きなし。
「このまま行くわ~」と言ったかと思ったらスタスタと歩き出し、そのままザブザブ!
あっという間に渡り終えましたキャプテン(笑)
先に渡って靴を履いていたトレッカーも「クレイジー!」と賞賛の言葉を送っていました。
さすが、キャプテン!スギちゃんもびっくりのワイルドさでした。
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