ごはんを食べ終え、「そださくおじさん」とも別れて、祭壇となっている山から下りました。
すると下のほうにものすごい光景を目にしてしまいました・・・
さっき来るときになにかスペースがあるなとは思ったのですが、深すぎてよく見えなかった穴の中身が・・・
ヤギの頭がたくさん!!!
25Mプール二つ分くらいのひろさで深さは7メートルくらい。
白いの、黒いの、茶色いの、まだらの・・・
絶対あの中には落ちたくない状況。
本当に数え切れないほどのヤギの・・・やめときます。
帰ってから調べてわかったのですが、この祭りは「ダサイン」と言って
主にカトマンズに住む「ネワール族」の大きなお祭りで
ヒンドゥー教の神様であるドゥルガーにヤギをいけにえとして捧げるものなんだそうです。
なので、ひと家族に一匹くらいの割合でヤギが納められていたのです。
だからものすごい数・・・
どうやら、納められたヤギは、頭は切り落として穴に入られ、あとは神様に捧げた後食べてしまうそう。
だから、神聖でもあるけれど、普段食べられないヤギの肉が食べられる楽しいお祭りでもあるようなのです。
さて、食後にぶらぶらと散歩をして、帰路に着きました。
行きと同じバスに乗り込むと、行きと同じように、ガイドのスージットの親戚らしき(最後までよくわからなかった)人たちが乗り込んできたのだけれど、明らかに様子が違う。
ヒンドゥー教だからお酒は飲んでいないはずなんだけど・・・ちょっと飲んだのかな?(笑)
それとも、お祭りの高揚感のせいなのか。
乗り込んでくる人たちが皆興奮状態!
くねくねした山道をバスが走り出しても、隣町のだれそれに会ったとか、だれやらが病気でこられなかったとか、みんな今日一日で仕入れた地元情報を大きな声で交換し合っている。
しばらくする誰かが気をきかせて、音楽をかけた。
すると、いきなり大合唱がスタート♪
子供や若者はもちろん、おじさんおばさんも、張り切って積極的に歌う。
むしろ、歌いたい!という感じ。
(そうか、この曲はきっと昔からみんなが知っている曲なんだな)などと勝手に納得していると
その次も大合唱!そして、その次も!
どうやら、歌うのが大好きな親戚一同(笑)
そのうち、おじさんが手をわらわらとゆっくり振って踊り始めた!それを見るとみなさんの歌声はさらにボリュームアップ!通路に踊り出てくる人まで出てきました!
「あなたたちもやりなさい!」とスージットとキャプテンも踊りを勧められ
それから、ほぼ1時間、見よう見まねで歌い踊り続けました。
日本では、得意げにマイクを握るおじさんおばさんの歌ならたくさん聞いたことはあるけれど
あんなに嬉しそうに目をきらきらさせて歌い踊るおじさんおばさんを見たのは初めてで
(ネパールっていいな~)と思うのでした。
つづく
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