こんばんは、スタッフのこきちです。
新たなカテゴリー「世界の自然・とやまの自然」を本日からスタートします。
他のカテゴリーともども、よろしくお願いいたします(^^)!
さて、本日はとある用事でとやまの動物園ファミリーパークに行っていました。
キリンや最近生まれたシマウマの赤ちゃんを見かけました。
途中、ペンギン池の近くを通ったら、なんだか騒がしいのです。
のぞいてみると・・・
池には水がなく、係りの方が3人ほど池であったはずの場所で作業をしています。
すると、一羽ペンギンが3人の間から飛び出し、クワクワと鳴いたかと思うと
係りの方に向かってクチバシを振り上げました!
驚いて飛び退いたので、その方は攻撃を受けませんでしたが、結構迫力がありました。
係りの方の手をよく見てみると、注射器のようなものが握られていました。
納得!
それは、文句のひとつも言いたくなりますよね。
ここにいるのは「フンボルトペンギン」。
今脱走で話題のあの、ペンギンさんです。
もともとはチリの海側に生息している種類なので、そんなに暑さには弱くないはずなのですが、
ここ数年、なんと、脱水症状になるペンギンが出てきたのだとか。
飼育員さんによると、ペンギンは水の中を泳いだり、ごはんを食べるときに水を飲んでいるのです。
しかし、あまりに暑いと食欲がなくなり、水を飲む機会が減り
そうなると、泳ぐ気力もなくなってしまい、さらに水を飲む機会が減って
あんなに目の前に水があるのも関わらず、脱水症状を起こしてしまうんだそうです。
人間と同じで、身体をつまんでみて、皮膚の戻りが遅いと黄色信号!
胃までくだを通されて(吐き出さないため、気管に入らないため)ポカリスエットのようなものを与えられるのだそうです。
あの威嚇したペンギンはいきなり胃にくだを通されて驚いたのかもしれませんね。
こんな風にペンギンが脱水症状を起こすようになったのはここ数年の事だそうで
ペンギンの年齢もあるのかもしれませんが(勝手な憶測)
明らかに、猛暑、日中35度を超え、夜も25度を下回らない日が何日も続く
そんな気候の変化のためだと思われます。
動物園に起きているこの変化、野生ではどんな風に影響が出ているのか気になります。
コメント