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ジョムソン街道の旅 その28

その宿はトイレが屋上にありました。

屋上のコンクリートの床に穴が開いていて、そこが申し訳程度に板で囲われていました。
しゃがめば隠れますが、立ち上がってズボンをあげるときには外から丸見えです。
なにせ、3階の高さですから(笑)

なんとかうまいことズボンをあげて、部屋に戻ると、お母さんが「夕飯は何がいいか?」と聞いてきました。

ここの宿代はとても安く、どちらかというと食事でもうけを出しているようだったので、なるべく高いものを頼もうと考えていました。

メニューを見て、しばらく考え、「チキンカレー」を頼みました。

お母さんは「あら、そう?」といった感じで、あとから思えばそのあらそうの意味がわかるのですが・・・

食事を注文すると特にやることもなくなったので、もう一度屋上にあがって、景色を見ていました。

この村も山にすっかり囲まれていて夕暮れが早そうです。

そろそろ日がげってきたなと思っていたころ、いきなり
「コココケー!」
と叫び声があがりました。

ものすごい音だったので、何事かと下を見てみるも、様子がわかりません。

なんだったんだろうと思いながら、もう一度山に視線を戻して夕焼けを見ていると・・・

「コケ!コケ!ギャー!」

・・・もう、ほとんどわかっていましたが、ことの次第を確かめようと下をのぞくと
何か白いものが見えました。

なんとも言えない気持ちになりながら、下に下りました。

やはりそうです。

さっき庭を走り回っていた中の白いニワトリがいなくなっていました。

わたしのために・・・
別に野菜カレーでもよかったのに。

でも、食べることはこういうこと。
いつもは誰かが知らないところで殺してくれているけれど、ここではそれが直結しているだけのこと。
自分の食べるものがどこかややってくるかなんて考えたこともなかった日本人には衝撃的な出来事でした。

夜。
食卓には、これでもか!というほど鶏肉の入ったチキンカレーが並びました。

全部骨付きでとても食べにくかったし、味が薄味で決しておいしくなかったけれど
しろに感謝したくて、最後まで食べました。

食べ終わると、宿の家族がニコニコしながら集まってきました。
彼らの夕食もチキンカレーです。
昼間みかんをもいでくれた男の子もうれしそうにお皿を持っています。

たぶん、お客さんが頼んだときだけ、家族もチキンが食べられるようでした。

ひときわ大きな声でしゃべりながらカレーを食べる家族を見て、いいことをしたような、悪いことをしたような複雑な気持ちが残りました。
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