Hola(オ~ラ~)エリカです。
「エリカ!!3回目のオレンジジュース入れるよ!」
友人、マリーサのお父さんの声がキッチンから聞こえました。
家族5人+私=6人分の七面鳥焼きを一家の長が何時間もかけて
焼いていました。
13キロの七面鳥を塩でこれでもかというほど洗い
レモンとオレンジの皮を結構な力で何度もこすっていました。
そうやって、鳥の臭いを消してからの作業が始まって
もう2時間はたったでしょうか。
午前4時くらいから、お手伝いさんが
ジャガイモ、パプリカ、玉ねぎセロリ、キャベツ、
トマト、にんにく、レーズン、グリンピース等々を
さいの目切りにして軽く火がとおしてあったようです。
私が3回目に呼ばれた時には
何種類ものハーブス、香辛料が混ぜ込まれて
シッポのほうから詰めてあり
オーブンから30分ごとに出しては
またシッポからオレンジジュースを流し込むんです。
七面鳥の肉はパサパサしているので
そうやってもう3時間も、シッポを開けたり閉めたり(太い糸で)
しながらオレンジジュースと野菜の水分が
中からしみ込んでいくのだとか。
オーブンから出すごとに
外側にもオリーブオイルとバターを代わる代わる塗りつけ
岩塩も手で擦りつけながら・・・約4時間半で焼きあがりました。
「僕は本物のパーボ(七面鳥)焼き職人だよ」と
毎年家族のために七面鳥焼きに専念していた彼、
オスバルドは、実は超有名なタンゴ楽団
「ホアン ダリエンソ楽団」のピアノ奏者でしたが
3年前に亡くなられ
いつもクリスマスの時期には、友人のマリーサと
彼女のお父さんのプロぶりはピアノと七面鳥焼きが
いかに優れていたかを話しながら泣き笑いをします。
又、今年もオスバルドの家族と過ごした
ブエノスアイレスの真夏のクリスマスを思い出しました。
Feliz Navidad(フェリース ナビダー)メリークリスマス!
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