首都ボゴタから北西250㎞のところにあるのが
コロンビア第二の都市メデジン(Medellin)です。
金鉱採掘、コーヒー生産、蘭の栽培が盛んで
町全体が明るく活気に満ちていて
年中初夏のような南ヨーロッパ風☆
あの雰囲気は、を訪れた人に良い印象を与えるのでは・・・
と外国人の私は思います。
「でも、まだナルコトヨタが走ってるよね」
と皮肉っぽいグローリア。
この街が清潔で美しいのは
コカインの大親分だった、エスコバルの資金のお蔭と
陰口をたたかれたことがありました。
「ナルコ」とは麻薬。
そしてそれを運ぶ軽トラックやワンボックスカーの
後部車体に
「TOYOTA」と書かれていたため。
一般に、そのタイプの車はみんな
「ナルコトヨタ」と呼ばれてたんですって。
とんでもなく迷惑な話です!!!
当時のエスコバル親分は
自家用飛行機はもちろん
自分の施設軍隊を持ち、いくつもの動物園や
タクシー会社を経営し
48時間毎に移動していたという
まことしやかな情報もあるくらいでした。
そんな悪評を覆したのは
画家であり彫刻家として
イタリアを初めヨーロッパで名声を博した
メデジン出身の「ボテーロ」です。
全世界の太めの人が強い味方を得たような
なんて稚拙な表現には値しない
ふっくらとした彼の人物画や彫刻は
見る人をなんとホッコリと
幸せな気分にしてくれることか。
メデジンにはボテーロの国立博物館があり
そのほど近い所には
「プラーサ デ ボテーロ」という名の公園があり
彼の数々の彫刻があちこちに!
毎日のようにみんなに触られ、撫でられて
ピカピカツルツルになっっています
彫刻は、人物、動物たちなどいろいろありますが
人々に愛されているんですね。
「ここを触ると良いことがある」
「ここを撫でると幸せになれる」
などと
信じる者は救われる感があふれていて
花(蘭)の都、メデジンの永遠なる平和を!
と祈らずにはいられません。
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