今週のあたまから
飼っているウサギの具合が急激にわるくなりました。
ウサギは1年で6~8倍早く年を取るそうで
9年6か月生きているうちのウサギは人間で言うと87歳。
病院でも「老衰ですね」と言われていました。
具合が悪くなって
3日目くらいから横たわるようになり
だんだん呼吸が苦しそうになりました。
10回に1回くらい、普段の呼吸の途中で
深呼吸をするようになりました。
これこそ、生きるために息をしているのだと
気づかされました。
あと何回呼吸できるのだろう?
最後の方はずっと祈るように
次もまた息を吸ってくれるように祈りました。
それまでずっと苦しそうに上ばかり見ていたのに
ふっと、横を向いて少し私を見て
それから(ふー)っと息をはいて
ゆっくりと頭をおろしました。
そのあとは呼吸音が聞こえることはありませんでした。
これまでたくさんの動物たち、
父や祖母も見送りましたが
厳密にいうと、すでに亡くなったあとに
わたしはその場所へ行ったので
亡くなる瞬間に立ち会ったのは
今回が初めてでした。
たぶん、そういう状況にわたしが
耐えられるようになったのだと思います。
くしくもこの日は、呼吸法の講座の日でした。
本からの知識や、先生からのお話だけでなく
実体験として「生きることは呼吸すること」だと
教えてもらいました。
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