こんにちは!エリカです!
「その後動物たちは来ているの?」
とエルサルバドルの友人に尋ねたところ、
「ウン、毎日コリブリやら、大小のオームや、キツツキも来てるよ」とのこと。
キツツキはスペイン語で「カルピンテーロ」と言います。
大工さんと言う意味です。
庭のお気に入りの木を見つけると「コツ、コツ、コツ」と
大工さんのように、自分の身体がピチッと収まるように住処を作ってしまうんだそうです。
そう言えば、あの「捕り物」事件があって、すぐに庭師さんが来たんだそうです。
取りあえず大人の膝の高さまである野原のような庭を
見通し良く刈り込んでもらったんだとか。
なんだか目に浮かぶようです。
私が彼らに最後に会ったのはもう20年も前。
首都サンサルバドールから60キロ郊外に入ったケツアルテペーケと言う村、
人の手が一切入らない庭に
普段は陶器を乾かすためらしい板をテーブルに見立てて、昼食を準備してくれました。
私の友人とその恋人(現奥様)とエルサルバドール料理でもてなしてくれました。
豆を煮込んだスープ、日本でもすっかり市民権を得たトルティーリャ(トルティージャとも言う)で甘いあんこのようなものを挟んだリーグア
キャベツ、ニンジンを刻んで、レモンやオレガノ、トウガラシを塩もみしたクルティードス。
そして、最もエルサルバドールらしいのが、トルティーリャの中に
チーズやチチャロンと言う豚の皮を揚げたものを挟み込んだププーサ!
これは、メソアメリカ文明圏の主役となったマヤ族の食文化の代表的なものなのです。
トルティーリャは、「何か他のおかずと一緒に食べる」という意味で
私たちの「ご飯」にあたりますが
マヤ語では「ワー」と言うんだそうでです。
そして、食事全体のことも「ワー」と言います。
「さあ、ワーにしましょうか!」
と言うふうに昔のマヤ族の人たちも食事を楽しんだのでしょうね!
エリカ
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