翌朝、ゆっくりと起きたのにあたりはまだ薄暗く、夜が明けでないかのようです。
外に出てみると、見える中で一番高い山だけに日が当たっていました。
真っ白な山に当たる光の加減なのか、時折山がキラキラと輝いて見えます。
輝く山と手前の、まだ夜が明けていない絶壁のような灰色の山々との好対照が素晴らしくて
宿に泊まっていた数人で無言のまま、ひたすら見つめていました。
朝食は意外と普通にパンとコーヒーです。
食堂を出て全体が明るくなった山々を眺めていると、
土間にトラチャンの奥さんが座っていて、何か仕事をしているのが見えました。
(お世話になっているんだし、何か手伝わなくては!)と思い近づいていきました。
奥さんは、ザルの上に豆のようなものを広げて何か作業をしています。
「手伝いましょうか?」と声をかけると、
なんだか奥さんがすごい笑顔になりました。
「あなたもどうぞ」と言われて、
(何をすればいいんだろう・・・)と奥さんの手元を見ていると
ザルから豆を選んで取り上げて・・・
食べた!
どうやら奥さんは、干した豆をつまみぐいしていたらしいのです(笑)
豆の干し加減を見ているのかとも思ったので
「これはあとどのくらい干すのですか?」と聞くと
「もう全部できてるのよ」と大笑い!
あ、やっぱり、出来立ての豆をちょこちょこ食べていたんだなとわかりました。
これまで、ネパール人のすごくまじめで礼儀正しいところばかり見てきたので
奥さんに対してなんだかちょっと親近感がわいてほっとしたのでした。
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